就職活動当時、とある大き目の会社の最終面接(社長面談)でのやり取り。
「君は、社会人と学生の違いは何だと考えますか。」
「はい。学生は、大学生であってもまだ教えを乞い、様々な指示を受けてそれを達成していく受け身の立場にありますが、社会人ではこの割合が反転し、能動性をもって行動することに責任を負う、ここに大きな差があると思っています。」
「いい視点だね。面白い。よくわかっているなと思います。」 「ありががとうございます。」
社会人になって20年余り。
その会社に落とされて今がある不思議。 自分が開業したことで、社会人5年選手、10年選手の教え子たちが
「先生、今日先生と会って、俺も頑張ろうと思いました。」
などと言ってくれた。
今やその教え子たちの方が、大きい会社に入って明らかに稼ぎが良いというのに。
これまで自分は社会人として前しか見えていなかった気がするが、知らぬ間に「何かを見せる立場」に変わっていたのだと気づかされた。

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