自分はどんな塾を運営したいのか。
自分はどんな講師でいたいのか。
数々の実績を誇ってたくさんの生徒を集め、事業を拡大してどんどん有名になってのぼりつめ、いい車に乗っていい暮らしをする —— 。
これを目指して実現する人も多いが、自分はそういう人と同じようにはできない。
「やろうと思えばできるがやらない。」と言えれば格好も良いのだけれど、そうではない。
シンプルに、性に合わない。
そこに喜びを感じない。
自分はどんな塾に通いたかったか。
自分はどんな先生に会いたかったか。
校舎や看板が大きくて凄い実績の塾?
カリスマ性が高くて盲目的について行きたくなるような先生?
それを望んだ記憶はまったくない。
自分が通いたかったのは、対外的な宣伝を意識したどでかい校舎ではなく、ずっと自習していたくなる居心地のいい空間。(そんなのはなかったけど。)
自分が会いたかったのは、有名で絶対的なカリスマではなく、力があるのにもの凄く身近にいてくれる先生。(先生には恵まれたと思う。)
この二つがそろったら、生徒としてはとても嬉しいと思えただろう。
自分が運営したいのは、そういう塾。
自分がなりたいのは、そういう先生。
まず、それを喜んでくれる生徒がいて
また、それを喜んでくれる保護者さんがいれば
それが自分の喜びになる。
「最初に喜ぶのは誰なのか。」それを忘れずにいたい。
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